シンデレラリーグ

◆システム

予選リーグ

  • 16名を2ブロックに分け、各ブロック2節8半荘を行う
  • 8半荘終了時、各ブロックにおけるトータルポイントの順位により以下の通りとする

1位…決勝進出
2位…プレーオフ3進出
3位…プレーオフ2進出
4,5位…プレーオフ1進出

決勝、プレーオフについては後述する。

プレーオフ

  • プレーオフは1~3まで行い、最終的に決勝進出の残り2枠を争う
 ◆プレーオフ1
  • 予選リーグ4,5位の4名で4半荘行う
  • 4半荘終了時ポイント上位2名がプレーオフ2進出
 ◆プレーオフ2
  • 予選リーグ3位の2名と、プレーオフ1勝ち上がりの2名、計4名で4半荘行う
  • 4半荘終了時ポイント上位2名がプレーオフ3進出
 ◆プレーオフ3
  • 予選リーグ2位の2名と、プレーオフ2勝ち上がりの2名、計4名で4半荘行う
  • 4半荘終了時ポイント上位2名が決勝進出

決勝

  • 予選リーグ1位の2名と、プレーオフ3勝ち上がりの2名、計4名で4半荘行う
  • 4半荘終了時もっともポイントが高かった選手が優勝

以下、ポイントが並んだ際の規定を補足として記載する。これは予選、プレーオフ、決勝すべて同じように判定する。

補足1:規定打数終了後、複数の選手が同ポイントになった場合、最終半荘の成績が良かった者を上の順位とする(追いつき有利)。
補足2:最終半荘開始前の時点で同ポイントとなっており、最終半荘の成績も同じだった場合は1半荘前の成績を比較して同様の判定を行う(以下同様にさかのぼる)。ここでの同じ成績とは、順位、 持ち点ともに同じだった場合を指し、ポイントは同じだが順位が違う場合(例:別卓の2選手が10000点の3着と20000点の4着でともに▲30.0)は順位が上の者(例でいうと10000点の3着の選手)を成績が良かったと判定する

◆ルール

基本ルール

  • 東南戦半荘戦
  • 喰いタン、後付けあり
  • 25,000点持ち、30,000点返し。ゲーム終了時トップ者に+20
  • 順位点はトップから+20、+10、▲10、▲20。トップは上記と合わせ+40となる 複数人が同点だった場合同順位とし、本来の順位とその1つ下の順位(3人同点の場合はさらにその下の順位)の順位点の平均値を加算する
  • 自動配牌を使用する。局開始時は親が山から1枚取牌してスタートする
  • 王牌は14枚残し
  • 裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラあり(ドラはすべて表示牌の次牌)
  • 五萬、五筒、五索の各1枚が赤牌。赤牌はドラと同じ扱い
  • 一発役あり。リーチをした次の手番までに他家のチー、ポン、カンがあると消える
  • アガリは常に1飜しばり
  • ダブロン、トリプルロンなし。放銃者に最もツモ番が近い者のアガリとする(頭ハネ)
  • トビなし。持ち点が0点未満になっても続行する
  • 途中流局なし
  • オーラス、親のアガリやめなし
  • 連荘は親がアガったときのみ。子のアガリまたは流局で親が移動する(アガリ連荘)
  • 本場は1本につき300点。親のアガリまたは流局で本場が増え、子がアガると0本場に戻る
  • ノーテン罰符は場に3,000点。テンパイ宣言は形式テンパイも可。カラテン、フリテンでも構わないが、フーロ含む自身の手牌ですべてアガリ牌が使われている場合はテンパイではない
  • テンパイ、ノーテン宣言はリーチ者→非リーチ者、東家→南家→西家→北家の順とする
  • 流局でゲームが終了し、かつ供託が場に残っていた場合、トップ者が供託をすべて収得する。トップ者が複数いた場合、順位点を分けた後、もっとも起家に近い者が収得する。

リーチ

  • リーチは1飜
  • リーチの供託は1,000点
  • ダブルリーチは2飜。ポン、チー、カンのない第1巡でテンパイ、リーチ宣言で成立。自身のアンカンでもダブルリーチの権利を失う
  • リーチ成立後の取り消しはできない。リーチの発声のみで打牌完了前であればリーチはまだ成立していないとみなし取り消すことができるが、アガリ放棄となる(ペナルティの章を参照)
  • 流局時、リーチ者は手牌を公開しなければならない
  • 故意、過失に関わらず、ノーテンでリーチをかけた場合は流局時チョンボとなる。 他家のアガリがあった場合はそちらが優先されチョンボとならない(ペナルティの章参照)
  • リーチの供託は、場に出された後直近のアガリ者がすべて収得する
  • フリテンリーチ可。ただしフリテンの場合ロンアガリはできない
  • リーチをかけた後にアガリ牌を見逃した場合、以降フリテンリーチ扱いとなる
  • ツモ番のないリーチもかけられる。ただし河底牌でのリーチ宣言はできない

鳴き(フーロ)、ポン、チー、カン

  • 他家の牌を鳴いてメンツを完成させる際は
    発声(ポン、チー、カン)→手牌からターツ、トイツを明示→鳴いた牌を取牌→打牌 の順で行う
  • チーをする際は他家からのポンがないことを確認してから行う
  • ポンの際は鳴いた方向を明示するため1牌を横向きにしフーロする(上家:左、対面:中、下家:右)
  • チーの際は鳴いた牌を明示するため自身が晒したターツの左に横向きにつけてフーロする
  • アンカンは4枚の牌を一度すべて開示し、その後2枚を裏返す
  • リーチ後のアンカンは手牌のメンツ構成が変わらない場合のみ可。役の増減は問わない メンツ構成が変わるカンをして流局時に発覚した場合チョンボとなる
  • 嶺上開花によるアガリはアンカン、ミンカンに関わらずすべてツモアガリとなる
  • 同一局中に4回カンが行われていた場合、5回目のカンはできない
  • アンカンに対するチャンカンなし
  • チャンカンでのアガリが発生した場合、フーロ非成立として扱う(新たなカンドラが乗らない、一発の権利が消失しない、など)
  • 嶺上開花と海底ツモは複合しない

ペナルティ

  • ペナルティは「アガリ放棄」と「チョンボ」の2種類がある
  • チョンボはゲーム終了時にチョンボ者のトータルポイントを▲40とする
  • チョンボが発生した場合、その局に出された供託は出した者に戻り、局をやり直す
  • アガリ放棄となった場合、以後アガリだけでなくチー・ポン・カン・リーチもできない
【以下の場合アガリ放棄となる】
  • ポン・チー・カン・リーチの発声後、打牌が完了する前に行為を中止した場合
  • シュンツ、コーツ、カンツが完成しないフーロをし、打牌が完了した場合 (打牌完了前であれば訂正可能でアガリ放棄にならない)
  • 喰い替えをした(喰い替え:フーロした搭子or対子と合わせてメンツを構成可能な牌を打牌すること)
  • 先ツモ
  • 多牌、少牌
  • ロン、ツモの発声のみで倒牌せず
【以下の場合チョンボとなる】
  • ロン、ツモの発声をし倒牌したが、アガリ形(4メンツ1雀頭or七対子or国士無双)が完成していなかった場合、または1飜しばりを満たしていないアガリ形だった場合
  • フリテンでのロンアガリ(倒牌した場合)
  • ノーテンリーチで流局
  • リーチ後、正当ではないアンカンをし、その局が流局
  • アガリ放棄になった後、禁止行為をした場合
  • その他、ある行為によりゲームの続行が不可能と運営が判断した場合、当該行為を行った者がチョンボとなる

パオ

パオの適用を受けた場合、確定させた役満に対し、ツモアガリは責任払い、別の放銃者がいた場合は折半払いとなる。パオの適用は以下の3つ

  • 大三元→3種類目の三元牌をポン、またはカンさせた場合
  • 大四喜→4種類目の風牌をポン、またはカンさせた場合
  • 四槓子→4つ目のカンをさせた場合

アガリ役、アガリ点などについて

アガリ役は以下の通り(◎はメンゼン役)

1 翻役
  • メンゼンツモ◎
  • リーチ◎
  • 一発◎
  • 役牌(自風牌、場風牌、三元牌のコーツ。連風牌のコーツは自風場風合わせて2飜扱い)
  • ピンフ◎
  • タンヤオ
  • イーペーコー◎
  • ハイテイ(ホウテイ)
  • チャンカン
  • 嶺上開花
2 翻役
  • ダブルリーチ◎
  • トイトイ
  • 三暗刻
  • 三色同刻
  • 三槓子
  • 小三元(三元牌のコーツ2組と合わせ実質4飜)
  • 混老頭
  • チートイツ◎(基本点:親2,400点、子1,600点)

※以下の3つは、メンゼンなら2飜だが1つでもフーロすると1飜となる(喰い下がり)

  • 三色同順
  • イッツー
  • チャンタ
3 翻役
  • リャンペーコー◎
  • ホンイツ(※喰い下がり2飜)
  • ジュンチャン(※喰い下がり2飜)
6 翻役
  • チンイツ(※喰い下がり5飜)
役満
  • 天和・地和(チー、ポン、カンのない純粋な第1ツモでアガった場合のみ)◎
  • 国士無双◎
  • 四暗刻◎
  • 大三元
  • 緑一色(發が入っていなくても可)
  • 字一色
  • 小四喜
  • 大四喜
  • 清老頭
  • 四カンツ
  • 九蓮宝燈◎
※役満は純粋な複合に限り、ダブル、トリプル等認める。 *数え役満はない
  • 4,5飜が満貫、6,7飜がハネ満、8~10飜が倍満、11飜以上が三倍満
  • 数え役満は採用しない
  • 30符4飜、60符3飜(ともに子7,700点、親11,600点)は切り上げて満貫とする
  • 連風牌のトイツは2符とする