新井の書き!殴り!【第2回:麻雀の鉄人 挑戦者 独歩】
「新井の書き!殴り!」は、バカヅキ配牌と裏ドラだけで麻雀をしているスリアロ新人スタッフ新井が、恐れ多くもスリアロ看板番組に出演した麻雀界のスターたちを、好き勝手に書き殴っちゃうコーナーです!! たぶん……。
天鳳はクソゲー!?
――4月某日、暇を持て余し仕事に追われている僕の肩を、ポンと叩く人がいた。和柄シャツがトレードマークでおなじみ、スリアロ零号機(←けっこう偉い)である。本人に後ろめたいことがなくても、上司にポンと肩を叩かれると恐れおののくものである。
「え? スタッフになって2週間で窓際族!?」
勝手にそんな妄想モードに突入した、それはもうチキンな僕。まぁ、そんなことあるわけないですけどね。まだボロ出してないですし。
「新井君、過去の動画もどんどん観て、また『書き!殴り!』書いてよ」
マジで!? 仕事中に麻雀観てていいの!?
そりゃあ「麻雀専門チャンネル」ですから、当たり前なんですけどね。みなさん、世間にはですね、こんな仕事もあるんですよw いやぁ、役得役得!
というわけで、どの番組を観ようかなぁと、ポチポチッと過去動画を物色。一応、スリアロチャンネルのスタッフになる前から有料会員になってはいたんですが、一から十まで観てはいないですからね……。いや、ぶっちゃけましょう! ほとんど観てねっす!!
いえね、コンテンツ自体は間違いなく魅力的だと思うんです。ただ、生活リズム的にライブで視聴する余裕がなかったというか、タイムシフト予約をしようにも、そもそもニコニコのIDを覚えてなくて出先で予約し忘れちゃうとか、そんなことがありまして(くどくど
いやでも、チャンネル開設初期から有料会員になって、そのまま一度も退会してないですからね! なんならドワンゴに問い合わせてもらってもいいんだからね!(必死
BOSS、大丈夫ですよ~! 新井の愛社精神は本物ですよ~!
え? バナーに「NO! ヨイショ YES! 本音」って書いてあった? うるさい! 適度なポジションを確保しておかないと、このコーナーがなくなっちゃうかもしれないでしょっ! だから、これくらいはセーフなのっ!
そろそろ、本題にはいりますねー
……えー、すいません。若干取り乱しました。で、なんでしたっけ? そうそう! 今回紹介する番組ね!
今回はこれ! はいドン!
麻雀の鉄人 挑戦者 独歩
http://www.nicovideo.jp/watch/1447381297
『麻雀の鉄人』第6弾!
ネット麻雀界の雄「天鳳」を極めた男と、
「麻雀の鉄人~鉄人再誕~」を経て、装い新たに最強と称される鉄人たちが、
リアルの場で魅せる究極の闘牌――。
「天鳳で強いやつはリアルでも強い」
その言葉を証明するため、三代目天鳳位独歩が麻雀の鉄人たちに挑む!
勝つのは天鳳位か、最強の鉄人たちか。
天鳳位の意地の闘牌、見逃すな。
【鉄人】
小林 剛(麻将連合)
成岡 明彦(日本麻雀101競技連盟)
村上 淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)
【解説】
土田 浩翔(最高位戦日本プロ麻雀協会)
萩原 聖人(俳優)
【ナビゲーター】
安達 瑠理華(RMU)
※全4半荘勝負です。
この番組が放映されたのは、2014年の11月(ダンナ! 今でもスリアロチャンネル会員なら視聴できますぜ!)。さて、なぜこの番組の観戦記を書こうと思い至ったのかというとですね、僕がスリアロチャンネルに正式に配属される少し前なのですが、はじめて放送のお手伝いをさせていただいたのが今年3月に放映された「The萩原リーグ~2nd season~」の決勝戦だったんですね。で、その大会で猛烈な強さを発揮して、見事に優勝を収めたのが独歩さんでした。そんな思い入れの強さもあったので、今回は即決でした。
ちなみに僕も、最近はすっかりご無沙汰ですが、一時期、天鳳にどっぷりとハマっている時期がありました。当時は絶賛ニート街道まっしぐら! お金もなかったんでね、無料のネット麻雀っていうのは、そりゃあもう魅力的でしたよ。当時の記録、残っていたので確認してみました。それがこれ。はい、ドン!
だいたい1000半荘打って五段、トップ率28%、ラス率19.5%、平均着順2.35! けっこうすごくないですか? いや、フリーなら完全に勝ち組じゃないですか!? これがね、僕の勘違いのはじまりですよ。うっかりニートだったもんだから調子に乗ってリアルの麻雀業界にもどっぷりと浸かっていくわけですよ。で、お察しの通りヒドイ目に遭うわけですよ。リアル麻雀では、勝てなかったとですぶぁい……。ぽっくん、つらかとです……。
思い返せば、天鳳では相手がオフラインになってオートツモ切りになるのが当たり前。ひどい時は、東南戦の東一局に僕が子の満貫直撃しただけでオフラインにされたことありますからね! もう、お前なんで麻雀やってんのレベル。そりゃあ、ラスを取らないことが重要視される天鳳ルールで、そこそこの成績を収められるわけですよ! 麻雀は昔から変わらず好きですが、正直言って、天鳳はクソゲーだと思っていました。
てな経緯もあって、天鳳位といっても大したことないんじゃね? くらいに決めつけちゃっていました。同卓したことも観戦したこともないのに。ご本人を前にしては、とてもそんなことは口にできませんが……。
ただ、僕みたいにちょっとだけ天鳳をかじった人(1000半荘ごときでは、ちょっとだけのレベルです)の中には、同じような考えを持った人がいるかもしれません。が、四段以上かつR1800から入れる特上卓はもちろん、七段以上かつR2000以上のみ入室が許される鳳凰卓ともなれば、まったく別次元の激辛麻雀! もうそこには、満貫放銃、即オフラインの坊やはいないのです! もう少しがんばればそこに辿りつけたかもなので、そうすれば僕の鼻っ柱はへし折られ、まったく別の人生を歩んでいたかもしれません。天鳳の影響力たるや、恐るべし!
もちろん、萩原リーグで独歩さんの強さは目の当たりにしているので、今ではそんなこと露ほども思っていません。むしろリスペクト! ということで、当時、鉄人たちを相手に独歩さんがどう闘ったのかを確かめるべく、こちらの番組を選んだ次第なのです。
これがゼンツァー系雀士の強さ!
さてさて、それでは肝心の対局について触れていきましょう!
序盤は積極的に仕掛ける小林プロ、徹底してリーチにこだわる村上プロ、辛いダマテンを取る成岡プロと、鉄人それぞれの個性が存分に発揮される展開でした。小林プロが東1局に1000オールをアガったかと思えば、次局に村上プロが満貫ツモ。その勢いに乗って村上プロが親番を迎えた東2局、小林プロの手にがアンコ。さらに早々に重ねたをポンし、役々のペン待ち。いやぁ、手数が多い! しかしこの手、は村上プロの手に4枚あり、手変わりを待たない限り結実しなさそう。そんな中、ついにこの人、独歩さんがのリーチ! ドラもなく、打点こそ安いものの、ここで先制できたのは大きいか? と思いきや、村上プロがペンのドラ待ちで即追っかけ! さすが隣町まで「りっち!」の発声が聞こえると言われる村上プロ、リーチ率が尋常ではありません。5枚VS3枚の対決でしたが、軍配が上がったのは独歩さん! 裏ドラは乗らず1300点のアガリでしたが、親とのリーチ合戦を制したのは大きいですね。
東3局、先手を打ったのは親の独歩さん。から、2巡目にオタ風のをポン! ドラのを生かしたホンイツコースへ。僕なんて鳴きがヘタだわメンゼン厨だわで、このを安牌候補で残して手を進めないと怖くて仕方がないのですが、そこは独歩さん、じつに力強い! 独歩さんの上家の村上プロは、ピンズを絞って真っすぐ手を進められません。そうこうしているうちにもポン。この時の独歩さんの手牌、という形。まだ2シャンテンなのですが、こうなると鉄人勢はうかつに役牌を切れないですよね。自分がコレをやるとリーチの制裁を受ける気がしますし、相手にコレをやられると僕は役牌絞っていいようにやられる気がするし……。何なんでしょうね? 人間力の差? そして独歩さん、、と立て続けに引き、カンでテンパイ。は2枚切れだったのですが、次巡を持ってきてシャンポンに受け変え。その速度たるや、マジでノータイム。ホントね、独歩さんの打牌選択、異様に早いんですよ。いわゆるカメラのスイッチャー泣かせてなもんです。結果、1人テンパイで流局でしたが、このあたりで独歩さんが主導権を握り始めたような印象があります。
事実、先程の1人テンパイで親番を死守した独歩さんは、勢いに乗って連続和了。小林プロから4200点を直撃し、次局には2800オールをツモ。村上プロをまくってトップに立ちます。しかし、鉄人たちがこんな状況を黙って見ているわけがありません。東4局、勢いの衰えない独歩さんは、序盤にのポンテンで軽いアガリに向かいます。そんななか、村上プロが乾坤一擲、ツモ四暗刻のリーチ! タンヤオもついているので、出アガリでも跳満スタートです。解説の土田浩翔プロ、萩原聖人さんもざわつくなか、これをあっさり制する独歩さん。会心の300-500をツモアガりました。
そうして集めた点棒を死守し、放銃も避け、鉄人たちに付け入る隙を与えない独歩さん。1回戦は盤石のトップを収め、続いて2着が成岡プロ、3着が小林プロ、ラスが村上プロとなりました。
天鳳って、昇段条件のポイントを 得るために、ラスを引かないことがじつに重要なゲームなんですよね。ですから、天鳳位クラスの人となれば、守備的な打ち回しになる傾向が比較的強いものです。が、独歩さんの攻撃力は、そういったイメージを覆すインパクト十分! この半荘、なんと5回もアガっていましたからね。なんという傍若無人っぷり。その風貌も手伝って、なんだかラオウに見えてきました。二人称はね、きっとうぬですよ、うぬ。
鉄人軍団、反撃のお時間です
1回戦で鉄人越えに一歩前進し、その実力をあらためて知らしめた独歩さん。ちなみに、1回戦と2回戦の合間には、幕間の恒例・優勝者予想アンケートも実施されておりました。こちらも会員になればご覧いただけますので、なったらいいんじゃないかなぁ、アレに。
てなわけで、東1局、ドラ9ピン。起家は独歩さん。ペン7ピンなどのネックはあるものの、配牌で1メンツありのドラ1ということで、もしかしたらさっきの勢いのまま連荘も……。と思いきや小林プロの手牌にドラがアンコ、發がトイツといったチャンス手が。發が鳴ければ、かなり早く手が進められそうです。そんななか、独歩さんは 八九(1289)45789發中からペン7ピンをチー。鳴き三色コースに向かい、まずは中切り。そして1シャンテンになったところで發をリリース。当然、小林プロはポーン! 満貫のポンテン4-7ソー待ちにします。この被害に遭ったのが村上プロ。小林プロのように序盤から仕掛けることが多いプレイヤーの場合、それが本手の鳴きなのかどうか、見極めるのは本当に難しいですよね……。
続けて東2局、親番を迎えた小林プロは高目満貫まであるリーチピンフドラ1で、攻勢に出ます。これがなんと、山5の激アツリーチ! 終盤までアガリ牌のが姿を見せず、一気に勝負を決めるかとも思われたのですが、なんとこれが流局。王牌には、4枚もが眠っていました……。王さん強すぎ!
そんな小林プロの連荘を阻んだのは、成岡プロ。東2局1本場、ドラ。、のピンフダマテンから、1巡置いてのツモ切りリーチ。これに困惑する解説陣。待ちが悪く、手変わりを待っていたけど変化の牌が少なくなった。あるいは、ダマでも十分な打点が見込めたけど、他家がリーチをかけてきた。ツモ切りリーチには、いろいろなパターンがあるかと思います。ただ、成岡プロのケースは、どちらにも該当しません。三色変化はないし、強いて挙げるならドラの引きくらいでしょうか? そして村上プロがを1枚、を2枚切っていて、残りは見えていません。枚数的にも場況的にもまずまずっぽい。ちなみに、僕は即リーします。即リーの場合は宣言牌はなので、もしかしたら村上プロがそれを鳴いて、ツモ山が変わるかもしれませんけどね。実際、村上プロの河は染め手模様が濃厚で、実際にソーズのホンイツに向かっていました。もしかしたら、村上プロが鳴くかどうかが、リーチ判断の分かれ目だったのかな? 成岡プロは、しっかりアガって裏も乗せ、1400-2700ゲット。僕の様な即リータイプの人は、もしかしたらを鳴かれて、村上プロに制裁を受けていたかもしれませんね。成岡プロの繊細な打ち回しが光った局面でした。
東3局、ドラ。親は小林プロ。ここまで苦しい展開が続いていた村上プロは、自風のを早々にポン。ソーズの役々ホンイツ、満貫が見える形です。その村上プロがリリースしたドラのを、成岡プロがポン! 一気に場が煮詰まっていきます。が、その時の成岡プロの手牌はと、まだまだテンパイまで遠い形。これは簡単にはアガれなそうと思いきや、さらにをチー! 打とし、食いのばしてという形に。タンヤオ以外に役がないなか、この仕掛けはじつに大胆! 解説陣も驚きの色を隠せません。次巡にを持ってきてとしましたが、この時、村上プロはすでに のシャンポンで満貫を張っています。追撃する成岡プロ、、、と手牌を変化させ、ようやく1シャンテンに。その間、村上プロは場況良しと見て、あえてのフリテンに待ちかえ。これがね、また狙い通り山ザクなんですよ! すると成岡プロがを重ね、なんとの同テンとなりました。成岡プロの大胆さと、村上プロの精度の高い山読み。この満貫対決を制したのは……、村上プロ! 2000-4000をアガり、東1局の失点を取り返します。
東4局ドラ、親の村上プロが3巡目にチートイの1シャンテン。ダブとがトイツでという形。直後、小林プロがを出しましたが、1鳴きを拒否。チートイのシャンテンを維持します。手牌は、と移り変わっていくなか、7巡目にダブがアンコに! 打とし、次巡にを引き入れ即リー! リーチ、待ちです。このチャンス手をさばきにいったのは独歩さん。、チートイシャンテンからをポン。現物のを落として、アンコのを生かす形に。とし、をチー。のテンパイで追いつきます。が、健闘むなしく村上プロがをツモ。力強い4000オールをアガります。初戦をラスで終えた村上プロが、ついにトップ目に立ちました。そして次局、成岡プロが小林プロから5500点を直撃し、南入します。
南入した時点での点棒状況は、トップが村上プロで34600点、2着が成岡プロで28000点、3着が小林プロで20800点、ラスが独歩さんで16600点。1回戦とは打って変わって、鉄人勢がそろって躍進! 独歩さんのアガリを許しません。別に鉄人が結託しているわけではないですが、それぞれがプロとしての矜持を持って、独歩さんを迎え撃つ感じ、なんか男前でいいですよね! 観ている側も、新井啓文プロみたいなワンサイドゲームじゃなくて、こういう展開の方が燃えるというものです。
ところが南入してから、独歩さんが南1局に2300点、南3局に2900点、1600点と、立て続けに放銃をしてしまいます。1回戦は抑える牌はしっかり止めていましたが、今回はラス目ということで勝負に出る場面も多く、それがことごとく刺さってしまうという辛い展開に。鉄人の猛攻を前に、さすがの独歩さんも苦境に立たされます。
オーラス開局時点で、トップの村上プロが41000点、2着の成岡プロが29700点、3着の小林プロが20300点、ラスが独歩さんで9000点。1回戦で得たアドバンテージを失ってしまうほどの大幅なラス目という、独歩さんにとってはひじょうに苦しい状況。とはいえ、勝負は4回戦まであります。独歩さんは次につなげるために安くアガって半荘を終わらせることもできましたが、可能性を追って高目追求。、タンヤオイーペーコーのカンをダマに取ります。現状は出アガリで2600点ですが、一手変わりで四暗刻も見えます。一方、村上プロがのテンパイをダマに。着実にトップを狙うなか、独歩さんがをツモってきてカン! 新ドラがとなり、ツモれば跳満で着順アップとなる大物手にクラスチェンジ! しかも待ち牌のがノーチャンス。その目論見通り、成岡プロがで放銃。それぞれの着順こそ変わらなかったものの、最終的な勝利に向けてあまりに大きな素点を手にしました。
逆襲の(゜ー゜)
前半2回戦を終えたところで、トータルポイントは村上プロが+19.9、独歩さんが+15.7、成岡プロが▲7.0、小林プロが▲28.6という状況。ひじょうに平たく、まだまだ全員に優勝の可能性が十分に秘められています。
さてさて3回戦・東1局、ドラは。起家は村上プロ。ドラは村上プロと独歩さんが、それぞれ持ち持ちに。すべてのドラが見えているなか、成岡プロに大物手が入ります。。は場に1枚。も山に1枚眠っています。三暗刻のリーチもかけられましたが、を手放し、高目を追求します。終盤まで全員が1シャンテンで、重い空気が張り詰めます。15巡目、ようやくテンパイをしたのは成岡プロ。手広い1シャンテンに構えた小林プロからこぼれたをポンし、ホンイツトイトイ三暗刻の単騎に仕上げます。が、村上プロが気合を込めてとのドラドラシャンポン親りっち! 勝ち名乗りを受けたのは……、村上プロ! 成岡プロがで放銃し、裏も乗って12000点が移動します。
開局早々に大きな動きがありましたが、ここから展開はこう着状態に入っていきます。流局、流局、また流局。これだけ試合巧者がそろうと、ピンと張り詰めた緊張感のなかで繰り広げられる駆け引きは、派手な展開でなくても見ごたえがありますね。野球で言えば、1点が大勢を決するような投手戦のような感じ。まぁ、打っている方は神経すり減るし、場は重たいしで、疲労感は相当なものだと思いますけど。ちなみに僕は、真剣に考えながら麻雀を打つと、だいたい3半荘で知恵熱が出ます。はい、麻雀向いてないと思います。
そんなこんなで迎えた南2局2本場、ドラは。親の成岡プロはドラをトイツで持っていますが、まだまだネックが多い形。先に子の3人が、それぞれ1シャンテンとなります。先手を打ったのは小林プロ。から、を切ってとのドラ1シャンポンリーチ! このリーチを受けた西家の独歩さん、というところに、2ピンを持ってきます。無筋ので勝負はせず、のトイツ落としで慎重に回ります。解説陣は勝負どころなので押すのもアリという意見でしたが、、そして当たり牌のを引き入れ、切り。リーチピンフイーペーコーで反撃を試みます。解説陣もうなる見事な打ち回しでしたが、小林プロがをツモ。そして、お楽しみタイム! 裏ドラは……、はい来た! 3000-6000の大きなアガリを手にし、トータルポイントでラスの小林プロが、この半荘のトップ目に立ちました。
3回戦オーラス、ドラ。トップは小林プロで35100点、2着は親の独歩さんで27300点、3着は村上プロ21700点、ラスは成岡プロで15900点。村上プロはがトイツで、早々にダブも重ねます。成岡プロも手が整っているなか、小林プロは役牌を絞りつつ、慎重に前へ出ます。何としてでもテンパイへとたどり着き、連荘したい独歩さんですが、なかなか手が進みません。成岡プロはピンズを1メンツ落とし、オタ風の2枚目のをポン。マンズのホンイツドラ1を目指します。トップ目の小林プロは下家どころか、全員の鳴きまでケアした打ち回しで局が終わるのを待ち続けます。こういう時の小林プロって、本当に手堅いですよね。ホント、こういうのを職人芸と言うのでしょう。コメント欄に飛び交う「ずるごー」といった罵声エールを一身に浴びながら、小林プロが見事にトップを死守しました。
トッププロなのに、実績十分なのに、なぜか麻雀の鉄人シリーズでは活躍できる場面が少なく、その他の大型番組でも苦境に立たされ、挙句の果てに天鳳名人戦で4ラスを食らってブログに(゜ー゜)という何ともシュールな顔文字を掲載し、コアな視聴者の方々にネタキャラ認定されつつあった小林プロ(゜ー゜) ついに、ついに、トップを飾りました! 決定打は裏3だけど……。
とはいえ、トップはトップ! これによりトータルポイントがトップ独歩さん+16.5、2着小林プロ+10.0、3着村上プロ+8.1、ラス成岡プロ▲34.6。なんと上位3名がトップ条件で優勝という、ひじょうに肉薄した形で最終第4戦を迎えることとなりました。
(ホントに)ドラマチックな結末が!
こうなってくると、誰が勝つのか本当に予想は困難です。栄冠に輝くのは、いったい誰なのか!? 最終第4戦の行方をお届けしたいところですが……、残念! ちょっとね、ここでネタバレはできないですねぇ。だってね、ここでネタバラシしちゃったら、僕の記事をうっかり読んだ奇特な人がスリアロチャンネル会員になって、結果的に僕の給料がアップするという壮大な計画が台無しになっちゃうじゃないですか!! だから、結末はご自身の目で、ぜひ確認してもらいたいです!
それでもスリアロ会員になるのはイヤ? 月額864円、払いたくない?? ただね、これは断言しますよ! 最終戦は、麻雀ファンならぜーーーったいに観た方がいい!!! ここまでドラマチックな展開、本気で出会ったことがないレベルですから! たしかに僕ね、「劇的」とか「ドラマチック」とか、じつはそれほどでもないのに盛り上げたいから使っちゃう、そういうオチャメなところもありますよ。でもね、これはガチ! ガチですごいの!! 麻雀観ていて鳥肌立ったことなんて、数えるくらいしかありませんが、その一つがコレ! この感動と興奮を、みなさんにもぜひ、ぜひ! モニターの前で正座するくらいの心境で味わっていただきたいのです! 僕の拙い文章ではなく、ぜひその目で決着を見届けてください。とくに天鳳はクソゲーとか思っていたおバカさんは、絶対に観なきゃダメですよぉぉぉ!!!
……というわけで、宣伝宣伝♪
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■会社概要
会社名 : 株式会社スリーアローズコミュニケーションズ
代表取締役 : 山田 昌和
所在地 : 〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-45-4 三栄ビル3F
設立 : 2005年6月
資本金 : 3000万円
事業内容 : 麻雀映像作品の企画、製作、販売、インターネット配信 他
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